ホーム > 金属3dプリンターについて > 金属3dプリンターが注目を浴びています

金属3dプリンターが注目を浴びています

 近年、さまざまな3dプリンターが広まっています。
プラスチックの出力物や石膏の出力物はだいぶ一般的になりました。
企業での試作品や趣味でのものつくりには大変便利であり、活用されています。
しかし金属3dプリンターの普及はまだまだで、使用されている事例は少ないのですが、近年非常に注目されています。
金属製品を従来の方法で加工するには、接合や、切削、成型で作られます。
特に成型加工は金属の板を折ったり曲げる板金や金属を溶かして型に流し込む鋳造という厄介な方法です。
これらの加工方法では複雑な形の製品を金属で作るには限界があります。
又、可能だとしても複雑な工程をへて加工しなければならないため、高価な設備が必要で大幅なコストがかかります。
これを解決できるのが金属3dプリンターなのです。

 金属3dプリンターは金属粉末を材料としてレーザーで動作します。
その製造方法は、まず金属粉末を0.02mmから0.05mm程度の範囲で薄く敷きます。
この敷いた金属の粉末にレーザーを照射して溶融させ固めていきます。
これを何層も重ねていくのですが、この時レーザーを必要な部分のみ照射して固めます。
その後、積み重ねた積層のピッチだけ土台を下降させ、また、必要な部分だけ金属粉末を敷きレーザーを照射していきます。
この繰り返しで複雑な形の金属の成型物ができあがります。
他の3dプリンターもほぼ同じ製造方法なのですが、特に金属3dプリンターは今までの金属加工方法では、不可能だった形も可能となったため大きな注目を浴びています。
少数の生産や試作品の製造には大変好都合な製法で、少数生産では大きな設備投資も不要で生産できるメリットがあります。

 金属3dプリンターのデメリットは、従来の成型加工や切削加工に比べて造形時間がかかることで、そのため大量生産には向きません。
又、材料の金属粉末が高価なことと、金属3dプリンターの設備も高価です。
さらに、まだ従来の加工方法より造形精度が低いことがネックです。
このため、まだ一般には広く普及はしていません。
しかし、金属製品も常に新しい製品の開発が必要で、その開発にはスピードと耐久性などの品質が要求されます。
この試作をスピーディーで品質の高いものにできるのが、金属3dプリンターの技術です。
試作スピードや試作回数の削減ができ、耐久性などの品質評価もスピーディーに行えます。
この試作を繰り返し、さらに試作でのデータを分析することにより、軽量化や強度アップできる形状が導き出せます。
これをトポロジー最適化といわれて、金属3dプリンターが注目を浴びている要因です。
金属3dプリンターは設備の精度アップや価格のコストダウンも進んでいるため、今後はさらに普及していくことでしょう。

次の記事へ

PAGE TOP